サンパウロ州政府とサンパウロ市は、9月8日(木)付けで、バス、地下鉄、電車などの公共交通機関でのマスク着用義務を撤廃すると発表しました。

これにより、9日(金)より、病院や保健所などの医療機関を除く全ての場所でマスク着用が選択制となりました。

撤廃初日の9日には、引き続きマスクをしてサンパウロ市内の地下鉄を利用する乗客の姿がみられました。州政府と市は、効果的な感染対策として、特に高齢者や基礎疾患を持つ人などに、マスクの着用を推奨しています。

今回の義務解除は、サンパウロ保健局運営協議会(SCPDS)による調査を元に決定されました。州保健局によると、州内では、今年初めと比較してコロナによる入院患者数と死者数が9割減少しました。ICU患者数も今年2月3日時点では4千人を上回っていましたが、今月9月には1日363人にまで減少しています。運営協議会議長のデイビッド・ウイップ氏は、重症患者数の減少の理由として州内でのワクチン接種率の高さをあげています。


※参考資料:
https://g1.globo.com/sp/sao-paulo/noticia/2022/09/09/uso-de-mascara-contra-covid-deixa-de-ser-obrigatorio-em-metro-onibus-e-trem-a-partir-desta-sexta-em-sao-paulo.ghtml

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