サンパウロ市は1日(水)、新型コロナウイルスの感染防止対策として屋内でのマスク着用を再び推奨することを発表しました。

州政府が31日(火)付けで発表した屋内でのマスク着用の推奨を受け、州内の各市町村はマスク着用の推奨もしくは義務化を決定しました。

サンパウロ市は市内での抗原検査(TRA)の陽性率上昇と入院患者数の増加を考慮し、屋内でのマスク着用の推奨を決めました。

市内の4月24日から30日までの抗原検査陽性率は4%でしたが、5月30日には18%まで上昇しました。また、4月30日の入院患者数が171人(内20%はICU)だったのに対し、1ヶ月後の5月31日には1日の入院患者数が404人(内35%はICU)に増加しています。

今年初めに迎えた第3波では1日の入院患者数が1,500人にまで上りましたが、現在の入院患者数はその4分の1強にとどまっています。しかし、これから寒い季節を迎えるサンパウロでは、屋内で人が集まる機会が増え感染が広まりやすくなります。

州政府は、感染予防策として屋内でのマスク着用、高齢者や基礎疾患を持つハイリスクグループは屋外でもマスク着用、およびブースター接種を含めたワクチンの完全接種を推奨しています。


参考記事:
https://g1.globo.com/sp/sao-paulo/noticia/2022/06/01/prefeitura-de-sp-volta-a-recomendar-uso-de-mascara-em-locais-fechados.ghtml

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