ブラジルの政策金利(Selic:セリッキ)が3月16日付けで10.75%から11.75%に上昇しました。Selicはブラジル中央銀行による金融政策委員会(COPOM)によって45日毎に更新されます。

 

2020年6月から2021年3月まで2%台を保っていたのが、2021年5月から段階的に引き上げられ、今回の更新により、過去1年間で9%上昇し、2017年4月以来の高水準に達しました。

 

昨年5月からの連続した政策金利の引き上げの主な目的として、消費を抑制し、上昇するインフレの抑制があります。

 

Selicとは、ブラジル経済の基本的な金利であり、ローン、融資、クレジットカードの金利から金融投資まで多岐にわたる金利に関わる業務を指導する金利です。

 

同時に、ブラジルの銀行定期預金(CDB)の利率に直結しており、上昇すると連動する債券投資の収益性も上がります。


※参考資料:
https://www.bcb.gov.br/controleinflacao/taxaselic
https://blog.pagseguro.uol.com.br/novo-aumento-taxa-selic/

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